2018年8月、海外で人気が高いホンダのミドルクラスSUV新型CRV/CR-Vが満を持して、日本市場に復活を果たしました。
そんな新型モデルの競合車・ライバル車の一つが、2018年6月にデビューをしたスバルのミドルクラスSUVの新型フォレスター(Forester)です。
ホンダの新型CRV/CR-Vは、町中での運転にピッタリなアーバンスタイルのSUV、一方、スバルの新型フォレスター(Forester)は、オフロード性能を備えた本格派SUVという事で、この2台のモデルは、若干毛色が異なります。
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ただ、どちらのモデルも広くて、使い勝手が良い荷室・ラゲッジスペースを備えているというのは、共通しております。
今回新発売された新型CRV/CR-Vと新型フォレスター(Forester)の荷室・ラゲッジスペースは、どのようなデザインになっていたのでしょうか?また、どちらの荷室・ラゲッジスペースが広くて使い勝手が良かったのでしょうか?
この2台のモデルの荷室・ラゲッジルームの広さや使い勝手など、実車画像を使って、比較してみたいと思います。
新型CRV/CR-Vと新型フォレスターの荷室・ラゲッジ比較
2018年8月にデビューをしたホンダのミドルクラスSUV新型CRV/CR-Vの荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
■新型CRV/CR-Vの荷室・ラゲッジスペース
グレード:ガソリン車5人乗り仕様 EXマスターピース
今回私が見たモデルは、ガソリン車の5人乗り2列シート仕様だったのですが、広さは十分。後部座席を使用した状態でも、十分な荷室容量を備えていました。
また、この5人乗り仕様のガソリン車の荷室フロアには、高さを調節できるラゲッジボードを標準装備。
積み込む荷物の量や大きさによって、荷室・ラゲッジスペースの高さを調整できるのは、新型フォレスター(Forester)には無い新型CRV/CR-Vの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
一方、スバルからフルモデルチェンジをして新発売された新型フォレスター(Forester)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
■新型フォレスターの荷室・ラゲッジスペース
グレード:プレミアム
こちらも新型CRV/CR-Vと同様に十分に広い荷室・ラゲッジスペースに…。
このクルマでは、荷室・ラゲッジスペースの高さを調節する事ができるラゲッジボードは用意されておりませんでしたが、装着されていると便利なコンビニフックが荷室の壁面に2個ずつ標準装備。
ここら辺の心遣いは、スバルのSUVの良いところなのかなと思いました。
また、新型フォレスター(Forester)のアウトドア使用のX-BREAK(Xブレイク)の荷室・ラゲッジスペースは、荷室が汚れても良いようにプラスチック素材に…。
■新型フォレスターXブレイクの荷室
汚れ物や水に濡れたアイテムや荷物を気軽に荷室・ラゲッジスペースに積み込めるように工夫されているのは、アウトドアレジャーでの使用を考えている新型フォレスター(Forester)の魅力の一つなのかなと思いました。
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荷室サイズはどちらが大きい?
このようなデザインになっている新型CRV/CR-Vと新型フォレスター(Forester)の荷室・ラゲッジスペースですが、どちらのモデルの方が大きいのでしょうか?
先日、この新型モデルを試乗した際、荷室サイズを計測してきました。
■新型CRV/CR-Vと新型フォレスターの荷室サイズ比較
・ホンダ 新型CRV/CR-V
グレード:ガソリン車5人乗り仕様 EXマスターピース
荷室長:約 960mm~1,920mm
荷室幅:約1,010mm
荷室高:約 840mm
・スバル 新型フォレスター
荷室長:約 910mm~1,880mm
荷室幅:約1,060mm
荷室高:約810mm
荷室の横幅を除いて、新型フォレスター(Forester)よりも新型CRV/CR-Vの方が高くなっています。
また、後部座席を収納した時の新型CRV/CR-Vの荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、1,900mmをオーバーとなっており、新型フォレスター(Forester)よりも圧倒的に広くなっております。
■新型CRV/CR-Vの後部座席を収納した時の荷室
ミドルクラスSUVに乗って車中泊をしたいと思っているのなら、後部座席を収納した時の奥行きが広く、フルフラット性も高い新型CRV/CR-Vの方がピッタリなのかなと思いました。
新型CRV/CR-Vとフォレスターの荷室で使い勝手が良かったのは?
このように荷室・ラゲッジスペースの広さだけを比べてみると、新型CRV/CR-Vの方が優れているのですが、個人的には、使い勝手が良いと思ったのは、新型フォレスター(Forester)の方です。
私が新型フォレスター(Forester)の方が荷室・ラゲッジスペースの方が使い勝手が良いと感じた理由の一つが、荷室・開口部の広さです。
今回新発売されたスバルの新型フォレスター(Forester)は荷室開口部の横幅の広さにこだわったようで、なんと1,300mmに!
そのおかげもあり、ゴルフバックやベビーカー、家電など大きい荷物も横にしたまま、スッポリと積み込みをする事ができちゃいます。なので、積み下ろしが、とっても便利です。
また、メーカーオプション設定になっている新型フォレスター(Forester)の電動パワーゲートは、開閉速度が速くなっており、開閉する際、ヤキモキをするシーンが減りました。
>>> どこが進化した?新型フォレスターのパワーリヤゲートの改良点とは?
ホンダの新型CRV/CR-Vの最上位モデル”EX マスターピース(EX Masterpiece)”では、足の出し入れで開閉する事ができる電動テールゲートが標準装備されていますが、開け閉めのスピードが遅く、やはりヤキモキします。
荷室サイズ自体は、新型CRV/CR-Vよりも新型フォレスターの方が一回り小さくなっていましたが、この狭さが気にならないくらい新型フォレスター(Forester)のラゲッジルームの使い勝手は良かったです。
2018年8月にフルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型CRV/CR-Vと競合車・ライバル車の一つでもある新型フォレスター(Forester)の荷室・ラゲッジスペースの広さや使い勝手を比較してみたところ、このようになっていました。
荷室の広さ自体は、新型CRV/CR-Vの方が広くなっています。
ただ、実際に2台のモデルのに荷室・ラゲッジスペースの使い勝手を確認してみたところ、個人的には、スバルから発売されていた新型フォレスター(Forester)の方が良いように感じました。
このように2018年にフルモデルチェンジをして新発売されたこの2台のモデルの荷室・ラゲッジスペースの広さや使い勝手は異なるので、もし気になるのなら、ご自分の目で確認をしてみてくださいね。