コンパクトミニバンのカテゴリーで凌ぎを削っているホンダの
新型フリード(Freed)とトヨタのシエンタ(SIENTA)。
共通点部分が多も多いこの2台のモデルですが、3列目の広さや居住性、
荷室の使い勝手など細かい点を見ていくと、クルマの良し悪しが分かりますよね。
先日、競合車でもある新型フリードとシエンタを試乗してきたのですが、
3列目の広さや居住性は、シートの作りもしっかりとしており、また、シートの
サイズも大きいホンダ フリードの方が個人的には良いように感じました。
ただ、スライドドアから3列目シートへのアクセスはどうだったでしょうか?
このホンダの新型フリード(Freed)とトヨタのシエンタ(SIENTA)の3列目への
アクセスのしやすさも確認してきたので、どちらの方が良かったのか
紹介したいと思います。
新型フリードとシエンタ比較:3列目へのアクセスが良いのは?
8年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売された新型フリード(Freed)の
スライドドアは、このようなデザインになっています。
一方、トヨタから発売されている人気ミニバンのシエンタ(SIENTA)の
スライドドアは、このようなデザインになっています。
基本的なスライドドアの開口部のサイズはそれ程変わりませんが、人気の
6人乗りモデルを比較した場合、個人的にはホンダのフリード(Freed)より
トヨタのシエンタ(SIENTA)の方が3列目へのアクセスはしやすいように感じました。
>>> 【参考】フリードとシエンタのスライドドアの開口部比較はコチラから
新型シエンタの方が3列目へのアクセスしやすいと感じた理由
新型フリード(Freed)よりもシエンタ(SIENTA)の方が3列目シートへの
アクセスがしやすかった理由の一つが、2列目シートを収納した時の形状&デザイン。
ホンダから新発売された新型フリード(Freed)の6人乗りモデルの場合、
2列目シート独立したキャプテンシートを採用しております。
このしっかりとしたデザインとなっているフリードの独立キャプテンシートは
シエンタの6人乗りの2列目シートよりも格段に良いのですが、収納面では欠点・デメリットに…。
3列目シートへアクセスするには、2列目シートを前方にスライドして
通り抜けるスペースを作らないといけないのですが、新型フリードの場合、
このようにかなりスペースが狭め…。
成人男性が3列目シートへアクセスしようとすると、体を斜めにして
強引にねじ込む感じ…。足元空間はそれなりに広いですが、お世辞にも
アクセスが良いとは言えません。
一方、トヨタから発売されている新型シエンタ(SIENTA)の場合、
2列目シートが前方へこのようにタンブルします。
このように見比べると、3列目へのアクセスのしやすさが一目瞭然ですよね。
収納したシートは厚みがあるので、3列目シートへアクセスする時、
「ちょっと邪魔だな」と感じる部分はあるものの、フリードのように
体をねじ込ます必要がないため、3列目シートへのアクセスは断然
コチラの方がラク。
このようにコンパクトに収納できるシエンタ(SIENTA)の2列目シートは、
このクルマのメリット・魅力なのかなと思いました。
また、3列目アクセス後、シートを戻すのもそれ程チカラがいらずに
女性や小学生くらいのチカラで楽に戻せるのもこのクルマの魅力だと思いました。
3列目シートの居住性・広さは新型フリード(Freed)の方が格段に良いですが、
スライドドアの乗降性&3列目シートへのアクセスはトヨタのシエンタ(SIENTA)の
方が格段に良かったです。
3列目シートを頻繁に使われる方は、スライドドアから3列目へのアクセスも
購入前にしっかりと確認してみてくださいね。