ホンダの人気コンパクトミニバン新型フリード(Freed)がフルモデル
チェンジをして新発売されましたね。
今回新発売された新型フリード(Freed)ではガソリン車とハイブリッド車の
2つのパワートレーンが用意されています。
そして、先日、近所のディーラーさんでハイブリッド車の用意もできたと
言う事で、ハイブリッド車の試乗をさせてもらいました。
静寂性や加速力は思ったよりも良かったのですが、試乗をしてみて
残念に感じた部分も…。
今回は新型フリード ハイブリッド(Freed Hybrid)を実際に試乗をして
残念に感じた部分・欠点を包み隠さず紹介したいと思います。
新型フリード ハイブリッドの欠点1:Sモードの用意が無し
今回新発売された新型フリード ハイブリッド(Freed Hybrid)を試乗して
残念に感じた事の一つが、Sモードが用意されていない事。
Sモードとは”スポーツモード”の略で山道の運転や高速道路での
合流・加速など一時的にエンジンやモーターのパワーを上げる機能の事。
新型フリード(Freed)のガソリン車ではこのSモードが装備されているのに、
なぜかハイブリッド車では用意されていません。
■ガソリン車のSモード
ちょっとこれは残念ですよね。
私も先日このクルマで山道を運転させてもらったのですが、
ちょっとパワー不足をしていて感じました。
>>> 新型フリードハイブリッドで山道を試乗【パワーや静寂性はどうだった?】
ちなみに、ホンダから発売されているコンパクトカー”フィット3ハイブリッド”では、
しっかりとSモードボタンが用意されているのに、この新型フリード(Freed)では
用意されていません。
なぜ、新型フリード(Freed)だけにSモードが用意されていないのでしょうか?
このようにSモードが無いことは、このクルマの欠点・デメリットだと思いました。
新型フリード ハイブリッドの欠点2:エンジンの始動が早め
また、今回新型フリード ハイブリッド(Freed Hybrid)を試乗していて驚いたのが、
発進時のエンジンの始動。
信号が赤信号から青信号に変わりアクセルを踏み込むとハイブリッド車らしく
モーターのチカラで静かに発進するのですが、スグにエンジンが始動。
また時速30km/h~40km/hに達して一定のスピードで走る”クルーズ走行”になると
EV走行モードになったりするのですが、明らかに競合車・ライバル車のトヨタの
新型シエンタ(SIENTA)よりもエンジンが作動するのが早め。
クリープ現象のようにトロトロ運転ならモーターのみで走行するのですが、
赤信号から普通に発進したら、時速10km/hくらいからエンジンが始動し、
ハイブリッド走行に…。なので、思った以上にハイブリッドらしさを
味わえませんでした。
私はマルチインフォメーションディスプレイに表示されるエネルギーフローを
見ながら運転をしていたのですが、「えっ!?もうエンジンが作動したの!?」と、
見ていて、ちょっと驚いちゃいました。
個人的にはもう少し発進時にモーターのチカラだけで走行しても
良いのかなと思いました。
せっかくのハイブリッド車なのに静かなモーター走行が発進時に楽しめないのは、
この新型フリード ハイブリッド(Freed Hybrid)の欠点・デメリットだなと思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型フリード ハイブリッドを
試乗したところ、このような欠点・デメリットがありました。
特に個人的に残念だったのは、Sモードが用意されていなかった事。
街中で運転をしている限りではそれ程パワーや加速力に不満は感じませんでしたが、
やはり山道などを運転をするときは、Sモードは欲しいなと思いました。
山道や高速道路を運転する機会が多い方は、Sモードが無くても
十分かどうか購入する前にしっかりと確認してみてくださいね。