ホンダの新型シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK)が7年ぶりに復活をして、
2017年9月にデビューをしました。
先日、この新型モデルを見る事ができたのですが、外装・エクステリアは、
精悍なデザインに…。実際に見てみると、ボディサイズ以上の存在感&
佇まいがあるように感じました。
そんなホンダの新型シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK)ですが、
内装・インテリアはブラック基調の比較的シンプルなデザインを採用。
ただ、着座位置の低さやアルミ製のスポーツペダルなど至る所にスポーティーさを
感じる内装・インテリアのデザインになっているように感じました。
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型シビック ハッチバックの
内装・インテリアは、どのようなデザインになっていたのでしょうか?
また、気になった事は無かったのでしょうか?
7年ぶりに復活をしたこの新型モデルの内装・インテリアを確認してきたので、
実車画像を使って、紹介したいと思います。
新型シビック ハッチバックの内装画像:インパネ編
今回フルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型シビック ハッチバックの
インパネ・内装は、このようなデザインになっています。
■新型シビック ハッチバックのインパネ
ブラック基調となっており、アクセントカラーにカーボン調のパネルを採用した
シンプルなデザインになっています。
スポーティーなモデルなので、ゴテゴテとした派手さはそこまで必要だとは
思いませんが、内装・インテリアはプラスチック感があり、若干チープな印象が…。
高級感や上質さを求める人にとっては、ちょっと物足りないデザインに
感じてしまうのかなと思いました。
ただ、フィット3(FIT3)など他のコンパクトカーよりも太くてグリップ感の良い
ハンドル・ステアリングホイールやアルミ製のスポーツペダルを採用している
点などスポーティーさを感じるデザインになっているのは、好印象でした。
■新型シビック ハッチバックのハンドル
■新型シビック ハッチバックのスポーツペダル
コクピット感のある運転席は要注目!
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型シビック ハッチバックの
運転席に乗りこんでみて、良いと思ったのが、ドライバーの事を第一に
考えて設計されたようなコクピット感です。
この新型モデルは、上下2段に分かれているセンターコンソールで運転席と
助手席を完全に隔離しており、運転に集中できる空間に…。
また、ハンドルやシフトレバーなど各装備やスイッチが操作がしやすい
最適な位置に配置されており、運転に集中できる感じが好印象でした。
そして、印象的だったのが、ドリンクホルダーと一体化されたセンターコンソール
ボックスです。
■新型シビック ハッチバックのセンターコンソールボックス
ちょっと高さが低いのでアームレストとして使用するのは微妙です。
しかし、わざわざ蓋をかえなくても収納したアイテムが取り出せるなど、
思いのほか使い勝手は良いように感じました。
この新型シビックに搭載されたセンターコンソールボックスのサイズや容量、
使い勝手などの詳細は、こちらの記事にまとめてあるので、ご確認ください。
>>> 新型シビックのセンターコンソール画像レビュー【広さや使い勝手を徹底チェック】
新型シビック ハッチバックの内装画像:シート編
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型シビック ハッチバックの
シートは、このようなデザインになっています。
■新型シビック ハッチバックのフロントシート
■新型シビック ハッチバックの後部座席
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型シビック ハッチバックでは、
メーカーオプションで本革シートも用意していますが、私が見たモデルは、
標準装備のソフトウィーブ素材のファブリックシートでした。
ファブリックシートなので見た目の高級感や上質感はそれ程ありませんでしたが、
シートの中央にはカーボン調の太いラインを採用しており、スポーツモデルとしては
十分に満足できるデザインになっているように感じました。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型シビック ハッチバックは、
座り心地も十分満足できるレベルです。
この新型モデルのシートはフカフカとしたクッション性の良いシートと言うよりは、
コシがあり少し硬さのある座り心地です。腰回りのサポートが良く、長時間の運転でも
疲れにくいシートになっているように感じました。
また、シートサイズが大きく、また、サイドサポートがしっかりとしていて
カーブを曲がっときのホールド力が良く、態勢が崩れにくい設計になっているのも
好印象でした。
見た目の高級感は好き嫌いが分かれるので申し上げにくいのですが、
標準装備されているファブリックシートは座り心地が良いので、無理をして
メーカーオプションの本革シートに変更しなくても良いのかなと思いました。
座り心地は良いけど居住性に不満が…
このようにホンダらしいちょっと硬めのシートになっていましたが、
新型シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK)を試乗していて気になったのは、
後部座席まわりの居住性&広さです。
このクルマは車幅が1800mmあるワイドなクルマなので、左右の人との距離は
全く気にならなかったのですが、天井がなぜか一段低くなっている事もあり、
頭上空間(ヘッドクリアランス)がちょっと狭い感じが…。
身長が約175cmある私が後部座席に座ると、若干窮屈感&圧迫感を感じます。
また、後部座席の着座位置が低いため、乗り降りもしにくい感じが…。
パワーや加速性、引き締まった乗り心地はとても良いので、独身の男性が
趣味目的で購入するにはとても良いクルマですが、後部座席を頻繁に利用を
するファミリーカーとしては、不向きかもしれません。
もしファミリーカーとして使用するなら、後部座席の居住性や広さ、
乗り降りのしやすさをしっかりとチェックする必要があるのかなと、思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型シビック ハッチバックの
内装・インテリアは、このようなデザインになっていました。
車格や車両本体価格と比較すると、内装・インテリアのデザインに
若干物足りなさを感じます。
ただ、運転席に座った時のコクピット感やハンドルを握った時の高揚感は、
他のクルマでは味わえない新型シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK)
ならではのものです。
個人的には、ハンドルを握った時の高揚感やワクワク感だけでも、
十分にこのクルマを購入する価値はあるのかなと思いました。