2017年2月、現行型のプリウスをベースにして開発されたトヨタのプラグイン
ハイブリッド車の新型プリウスPHV(Prius PHV)が、新発売されましたね。
EVでの走行距離が60kmを超えるなど先代モデルよりも格段に性能が良くなった
新型PHVですが、装備面の充実度も注目ポイントの一つです。
その注目の装備の一つが、太陽光を使って充電できるソーラーパネル。
現時点でソーラーパネルは、下位モデルのSグレード、Sナビパッケージにしか
装備する事ができず、また、オプション価格の割に充電量がすくないため
売れ行きはあまり良く無いようです。
なので、装着率はイマイチ…。
ただ、”チリつも”ではないですが、1日で最大6.9km分を蓄電できる事を考えると、
意外とバカにできないのかなと思いました。
そんな新型プリウスPHV(Prius PHV)ですが、Sグレードにメーカーオプションの
ソーラーパネルシステムを装備すると、内装・インテリアのデザインが
若干変わり、使い勝手が悪くなるようです。
先日、この新型モデルを試乗した際、ソーラーパネル装備モデルと
装備車以外の内装・インテリアの違いを確認してきたので、紹介したいと思います。
新型プリウスPHVのソーラーパネル:内装の変更点は?
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)に
ソーラーパネルを装備すると、このようなデザインになります。
ソーラーパネルを装備していないモデルのルーフのカラーは、注文をした
ボディカラーと全く同じ色になります。ただ、ソーラーパネルを装備すると、
このようにルーフは、ブラックに…。
横から見ると、ソーラーモデル装備車と非装備車で違いはわかりませんが、
上からクルマをのぞき込むと、全く異なる外装・エクステリアのデザインに
なっているように感じました。
ソーラーモデルを装着した時の内装・インテリアの違い
新型プリウスPHV(Prius PHV)のメーカーオプションでもあるソーラーシステムを
装備すると、外装・エクステリアのデザインは異なりますが、内装・インテリアの
デザインにも違いが生じます。
ソーラーパネルの装備車と非装備車で異なるのは、センターコンソールのデザイン。
ソーラーパネルを装備していないモデルでは、このようなデザインの
アームレスト付きのセンターコンソールのデザインが異なります。
■ソーラーパネルを装備していないモデル
■ソーラーパネルを装備したモデル
一見同じデザインになっているこの2台のモデルセンターコンソールですが、
大きく異なるのが、収納スペースのサイズ。
ソーラーパネルを装備していない一般的なモデルのセンターコンソールボックスの
深さは、約180mm。このように500mlのペットボトルもスッポリと収納できるサイズを
確保しています。
■ソーラーパネル非装備車のコンソールボックス収納量
一方、新型プリウスPHV(Prius PHV)のメーカーオプションのソーラーパネルを
装備すると、センターコンソールの収納スペースは、このようにかなり浅型に
なってしまいます。
■ソーラーパネル装備車のコンソールボックス収納量
なので、使い勝手はかなり悪いように感じました。
このセンターコンソールのデザインの違い、また、収納力の違いは、
ソーラーパネルを装備した時の欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
コンセントの位置も異なる
新型プリウスPHV(Prius PHV)は、メーカーオプションでアクセサリーコンセントを
2個装備する事ができます。
そのうちの1つはセンターコンソールの後方部分に配置されるのですが、
ソーラーパネルを装備しているモデルと装備していないモデルでは、
アクセサリーコンセントの位置が若干異なります。
こちらがソーラーパネルを装備していないモデルのアクセサリーコンセントの位置。
センターコンソールの後方下部に配置されます。
一方、こちらはソーラーパネルを装備したモデル。
アクセサリーコンセントの位置がセンターコンソールの後方上部に配置。
個人的には、このソーラーパネルを装備したモデルの方がコンセントへの
抜き差しがしやすいように感じました。
このセンターコンソールに配置されるアクセサリーコンセントの使い勝手の
違いも大きな違いの一つなのかなと思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)に
メーカーオプションのソーラーパネルを装備すると、このように
センターコンソール部分のデザインに違いがありました。
また、ソーラーパネルを装備すると、センターコンソール部分の収納部分が
小さくなり、使い勝手が悪くなってしまいます。
新型プリウスPHV(Prius PHV)のソーラーパネルは魅力的な機能の一つですが、
このような欠点・デメリットもあるので、このことも含めてしっかりと
検討してみてくださいね。