2017年10月、ホンダの人気ミニバン新型ステップワゴン(STEPWGN)から、
待望のハイブリッド車が新発売されました。
そんな新型モデルの競合車・ライバル車の一つが、同一車線自動運転技術の
“プロパイロット”機能を搭載した日産の新型セレナ(SERENA)です。
同じ5ナンバーサイズのミニバンなので、運転のしやすさなど大きな違いは、
ないと思っていたのですが、実際に2台のモデルを試乗してみると、運転の
しやすさに大きな違いが…。
ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)と、
その競合車の一つでもあるセレナ(SERENA)では、どちらの方が、運転が
しやすいのでしょうか?
実際にこの2台のモデルを試乗した感想を紹介したいと思います。
新型ステップワゴンとセレナ:運転しやすいのはどっち?
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴンの
外装・エクステリアは、このようなデザインになっています。
■新型ステップワゴン ハイブリッドの外装
今回新発売されたハイブリッド車は、上位モデルのスパーダ(SPADA)のみ
用意しているのですが、スパーダ見た目は、今回のビッグマイナーチェンジで
押し出し感の強いデザインに…。
より迫力のある見た目になりました。
一方、こちらは競合車・ライバル車の一つでもある日産セレナの
外装・エクステリアのデザイン。
■新型セレナの外装・エクステリア
2016年8月にフルモデルチェンジをして新発売された日産車の特徴でもある
Vモーショングリルを採用。
先代モデルよりもスタイリッシュなデザインになっていました。
このようにどちらもスタイリッシュなデザインになっている2台のモデルですが、
実際に試乗をしてみて、新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が運転がしやすいように
感じました。
どうしてホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が運転が
しやすいと感じたのでしょうか?
その理由を紹介を紹介したいと思います。
理由その1:ボディサイズ&最小回転半径
この2台のモデルを比較して、ホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が
運転をしやすいと感じた理由の一つが、ボディサイズの違いです。
この2台のモデルのボディサイズを比較すると、このような違いが
あります。
■新型ステップワゴンのボディサイズ
全長:4,760mm
全幅:1,695mm
全高:1,840mm
■日産セレナのボディサイズ
全長:4,770mm
全幅:1,740mm
全高:1,865mm
新型ステップワゴン(STEPWGN)よりもセレナ(SERENA)の方が、
全長/全幅/全高すべてが大きくなっています。
また、セレナ(SERENA)の上位モデルのハイウェイスターの場合、小回り性能を
表す最小回転半径が5.7mとなっており、新型ステップワゴンよりもひと回り
大きくなっています。
(ちなみに、新型ステップワゴンの最小回転半径は、5.4mです。)
なので、新型ステップワゴン(STEPWGN)よりもセレナ(SERENA)の方が運転を
するのに、少し気を使います。
実際に運転をしてみると、このボディサイズ&最小回転半径の違いは大きいです。
この事もあり、セレナ(SERENA)よりも新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が
運転をしやすいように感じました。
理由その2:視界性の良さ
また、新型ステップワゴン(STEPWGN)を運転をしていて良いと思ったのが、
視界性の良さです。
この2台のモデルで大きく異なるのが、3列目シートの収納方法です。
セレナ(SERENA)では、3列目シートの収納に左右に跳ね上げる方式を
採用しています。
なので、3列目シートを跳ね上げると、3列目シート横のサイドウィンドウの
大部分が防がれてしまい、斜め後方の視界が遮られてしまいます。
一方、跳ね上げ方式を採用している日産のセレナ(SERENA)に対して、
新型ステップワゴン(STEPWGN)は床下に収納する方式を採用しています。
なので、3列目シートを収納しても、後方の視界が遮られません。
また、ホンダの新型ステップワゴンは、競合車・ライバル車よりも
サイドウィンドウが大きくなっています。
■新型ステップワゴンの左後方の視界
ボディサイズが大きいミニバンの運転に慣れていない人にとっては、
この視界性の違いもかなり多きなと、思いました。
ホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)と、競合車・ライバル車の一つでもある
日産のセレナ(SERENA)を比較したところ、新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が
運転がしやすいように感じました。
実際にこの2台のモデルを試乗をして違いを感じたのは、
斜め後方の視界性の良さです。
どちらのモデルも様々な魅力がありますが、運転のしやすさで考えたら
新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が一枚上手なのかなと、思いました。
また、競合車・ライバル車の一つでもある日産のセレナ(SERENA)よりも
ホンダの新型ステップワゴンの方がインパネの使い勝手が良いのも好印象でした。