2017年6月、本格的なオフロードも走行可能な日産のタフギア
新型エクストレイル(X-TRAIL)が、ビッグマイナーチェンジを行いましたね。
この新型モデルに搭載された同一車線自動運転技術のプロパイロット機能の
使い勝手や乗り心地、操作性が気になっていたので、試乗に行ってきました。
この新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載されているプロパイロット機能の
乗り心地は思ったよりも良く、まるで上級ドライバーが運転している乗り心地。
また、常に道路の中央を走行するように操舵してくれるので、運転席に
座っていて、安心感がありました。
ただ、今回このクルマに搭載されているプロパイロット機能は、
車線変更は対応していないので、自分で操作しないといけません。
日産の新型エクストレイル(X-TRAIL)では、安全装備の一つでもある
後側方車両検知警報(BSW)が装備されており、車線変更などをサポート
してくれるのですが、実際に使ってみると、気になる事が…。
私が高速道路を試乗した時に、後側方車両検知警報(BSW)を使った
感想を紹介したいと思います。
新型エクストレイルの試乗の感想:後側方車両検知警報を使った感想
今回新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載されている安全装備システム
後側方車両検知警報(BSW)とは、車両後部の左右に設置されたレーダーが
自車の後方を走行しているクルマを検知してくれます。
そして、後方から車両が接近している場合は、ランプを点灯して
注意を喚起してくれます。
なので、高速道路で車線変更する時や合流する時は、とっても便利です。
私も今回、新型エクストレイル(X-TRAIL)で高速道路を試乗した時に、
この後側方車両検知警報(BSW)を何度も活用させてもらったのですが、
若干気なる事が…。
それは車両が接近してくれる時にお知らせしてくれるランプの位置。
今回マイナーチェンジをして新発売された新型エクストレイル(X-TRAIL)では、
後方や斜め後方から車両が接近してくるとランプが点灯するのですが、
このランプ装着されているのが、Aピラーの付け根にあるブラック
パネル部分となっています。
■後側方車両検知 お知らせランプ
左側のランプは自然に視界に入るので確認をしやすいのですが、
右側のランプの位置が運転席から近すぎる事もあり、ちょっと見えにくいです。
最初、高速道路で車線変更した時には、サイドミラーに意識が集中し過ぎて、
この後側方車両検知警報ランプが全く目に入りませんでした。
個人的にはこの後側方車両検知警報のお知らせランプをもう少し見やすい位置に
設置して貰いたかったです。
競合車・ライバル車では、後側方車両検知警報はどのようになっている?
ちなみに、新型エクストレイル(X-TRAIL)の競合車・ライバル車の一つでもある
マツダの人気SUV”CX-5″では、後側方車両検知警報(BSW)と同じ機能を備える
ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)と言う機能を備えています。
■マツダのCX-5
しかし、このマツダのCX-5/CX5では、車両の接近を検知すると、検知した側の
ドアミラー鏡面のインジケーターが点灯します。
マツダのCX-5/CX5では、新型エクストレイル(X-TRAIL)と異なりサイドミラーに
設置されたインジケーターでお知らせしてくれるので、車線変更をしようと
サイドミラーを見たた時に一緒に、このインジケーターを確認する事ができるので、
とってもラクです。
一方、Aピラーの付け根部分に車両接近の警告ランプが装着されている日産の
新型エクストレイルは、サイドミラーと車両接近警告ランプを確認するために
視線をを移動させないといけません。
高速道路を運転中は、この視線の移動が意外と怖いです。
個人的には、後方や斜め後方からのクルマの接近をお知らせしてくれる機能は、
新型エクストレイル(X-TRAIL)よりも、マツダのCX-5/CX5の方が視認性に
優れているように感じました。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型エクストレイル(X-TRAIL)で
高速道路を試乗した時に、安全装備の一つでもある後側方車両検知警報(BSW)を
使ってみたのですが、このような事が気になってしまいました。
後側方車両検知警報(BSW)は高速道路の合流や追い越しで良く使う機能なので、
もう少し見やすさ&視認性にも気を配って貰いたかったです。
後側方車両検知警報(BSW)が装備されていて嬉しかっただけに、
実際に使ってみて、少々ガッカリとしました。
もしこれから日産の新型エクストレイル(X-TRAIL)を試乗する際は、
車線変更などをして、後側方車両検知警報(BSW)の使い勝手をしっかりと
確認をしてみてくださいね。