先日、”ちょうど良い!”がコンセプトのホンダのコンパクトミニバン
新型フリード(Freed)のハイブリッド車を試乗させてもらいました。
前を走っているクルマとの走行距離を検知して自分のクルマのスピードを
自動的に調節してくるアダプティブクルーズコントロールなど運転がラクに
なる機能が数多く備わっているのもこのクルマの魅力の一つですよね。
このアダプティブクルーズコントロールもとても良かったのですが、
先日このクルマを試乗していて、ビックリしたのが信号情報活用運転支援システムが
このクルマに装備されていた事。
あまり聞き慣れない信号情報活用運転支援システムですが、
これはどのような機能なのでしょうか?また、どのような点が良かったのか?
実際に新型フリード(Freed)を試乗した時に体験をした
“信号情報活用運転支援システム”について詳しくお話したいと思います。
新型フリード試乗レビュー:信号情報活用運転支援システムにビックリ
8年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売された新型フリード(Freed)に
装備されていた信号情報活用運転支援システムとは、カンタンに言うと
“信号が青に変わるタイミングを事前に教えてくれる機能の事。
これってかなりスゴイですよね。
もともと信号情報活用運転支援システムはホンダの高級セダンや
“アコードハブリッド”で初搭載された機能なのですが、なんと今回フルモデル
チェンジをして新発売した新型フリード(Freed)にも装備。
まさかコンパクトミニバンの新型フリード(Freed)に装備されると思いませんでした。
そして、この信号情報活用運転支援システムは次の3つの機能が用意されています。
・信号通過支援
・赤信号減速支援
・発進遅れ防止支援
そして、このような画面をマルチインフォメーションディスプレイに
表示してくれます
今回の試乗でこの3つの機能すべてを体験できれば良かったのですが、
残念ながら体験できたのは、発進遅れ防止支援機能のみ。
ただ、この発進遅れ防止支援機能だけでもこの信号情報活用運転
支援システムのスゴサを体験する事ができました。
発進遅れ防止支援機能って何?
今回新型フリード(Freed)に装備された発進遅れ防止支援機能とは、
赤信号で停車している時に使う機能なのですが、運転席の目の前にある
マルチインフォメーションディスプレイに赤信号から青信号に変わる
タイミングを表示してくれる機能の事。
なので、信号待ちの際に発進が遅れる心配がありません。
また、アイドリングストップをしているガソリン車の場合、事前に少し
ハンドルを動かしてアイドリングストップを解除いて置くことも可能です。
私は新型フリード(Freed)を試乗している時にこの発進遅れ防止支援を
体験する事ができたのですが、本当に便利。
マルチインフォメーションディスプレイにこのような画面が表示され、
信号が変わるタイミングを表示してくれます。
このように目盛りで信号が変わるタイミングを教えてくれるので、とってもラク。
よりメリハリのある運転ができるようになり、運転中の疲労度が全く違うように感じました。
また、右側のバーの目盛りがどんどん減っていくので、この目盛りがゼロに
なった瞬間に発進したく衝動に…。もちろん信号が青に変わった瞬間に
かっ飛ばしてスタートするわけではありませんが、このゲーム性・エンター
テイメント性もこの機能のメリットの一つだと思いました。
欠点は信号情報活用運転支援システムが作動できる状況が少ない事
ただ、今回新型フリード(Freed)に装備された信号情報活用運転支援
システムの欠点・デメリットの一つは、まだこの機能が使える信号が少ない事。
この信号情報活用運転支援システムでは、新たな交通インフラである
“高度化光ビーコン”と言うのを使用しています。しかし現在、信号情報
活用運転支援システに必要な”高度化光ビーコン”を採用している交差点は、ごく僅か。
今回私は新型フリード(Freed)を30分くらい試乗をさせて貰った尾ですが、
この信号情報活用運転支援システムが作動したのは、1~2度くらい。
まだまだ信号情報活用運転支援システムが作動する方が珍しい感じ。
この信号情報活用運転支援システムはとても良い機能なのに、
活用できる場面が少ないのは、少々残念でした。
ちなみに、試乗に同行したディーラーさんの話にると、
この信号情報活用運転支援システムに対応している信号は徐々に
増えているそうです。
新型フリード(Freed)に装備されている信号情報活用運転支援システムが
どの交差点でも使えるようになる日が早く来ないかな~っと思いました。
今回の試乗では数回しか試す事ができなかったのですが、
この新型フリード(Freed)に装備できる信号情報活用運転支援システムには、大感激!
運転をラクにしてくれるとても良い機能だと思いました。
この信号情報活用運転支援システムはホンダ上位車種にしか装備
されないと思っていたのですが、この新型フリードにも装備されたと言う事は
フィット3やヴェゼルなど量販車種にも次々と搭載されるかもしれませんね。
ちなみに、この信号情報活用運転支援システムは標準装備ではなく、
インターナビが必要のようですよ。なので、市販のナビでは対応して
いないので、ご注意を…。