ひときわ個性が際立つ外装・エクステリアが特徴のコンパクトSUVの
C-HR/CHRがトヨタから新発売されましたね。
今回新発売されたトヨタのC-HR/CHRはデザイン性にこだわったために
居住性・快適性は二の次・三の次に…。なので、後部座席に座ると、
窮屈感を感じます。
このように居住性はあまり優れていないトヨタのこの新型SUVですが、
車中泊をする事は可能なのでしょうか?
先日、今回トヨタから新発売されたC-HR/CHRのシートアレンジを
確認してきたので、紹介したいと思います。
トヨタC-HRで車中泊はできる?
今回トヨタから新発売されたコンパクトSUVのC-HR/CHRですが、
結論から申し上げますと、車中泊をするのは、厳しいようです。
先日、このクルマを試乗した時、ディーラーさんにも確認したのですが、
「もし車中泊をしたいのなら、このクルマよりも一回り大きいSUVの
ハリアー(Harrier)やランクルプラドなどにしないと難しい。」と、
ハッキリと言われてしまいました。
なぜC-HR/CHRで車中泊をするのは、難しいのでしょうか?
このクルマの実車を確認した感想を紹介したいと思います。
車中泊が難しい理由1:荷室・ラゲッジスペースのデザイン
このC-HR/CHRで車中泊が難しい理由の一つが、荷室・
ラゲッジスペースの広さ。
この新型モデルは他の競合車・ライバル車のホンダのヴェゼル/ベゼル(Vezel)と
同様に後部座席を収納して広いに荷室・ラゲッジスペースを作ることができます。
実際にこのクルマの後部座席の背もたれを収納した時の荷室・
ラゲッジスペースの様子は、このようになっていました。
■後部座席を収納した時の荷室・ラゲッジスペース
このような状態にした時の荷室・ラゲッジスペースの奥行き(荷室長)は、約1,595mm。
普通に使う分なら十分な広さがあるトヨタのC-HR/CHRの荷室・
ラゲッジスペースですが、車中泊をするとなると、ちょっと厳しめ…。
また、荷室フロアから天井までの高さもたった約670mmほどしかないため、
横になれたとしても、天井が近く窮屈感を感じるようです。
私も実際に後部座席の背もたれを格納した時の荷室・ラゲッジスペースを
確認したのですが、小柄な女性が横になるのもちょっと難しいのかなと思いました。
このようにC-HR/CHRで車中泊をするのには、少々荷室・
ラゲッジスペースのサイズが狭すぎるのかなと思いました。
車中泊が難しい理由2:シートアレンジ
C-HR/CHRで車中泊が難しい理由の一つが、シートアレンジ。
ミニバンや背の高い軽自動車”スーパーハイト系ワゴン”では、
フロントシートの背もたれと後部座席の座面を密着させる
“リラックスモード(ロングソファーモード)”が用意されているクルマもあります。
■リラックスモード
C-HR/CHRの競合車・ライバル車の一つでもあるヴェゼル/ベゼル(Vezel)でも
ちょっと強引にですが、”リラックスモード(ロングソファーモード)”をする事が可能です。
しかし、今回トヨタから新発売されたこの新型SUVは車内の広さが足りないためか、
“リラックスモード(ロングソファーモード)”が用意されていません。
実際にフロントシートを一番後ろまで倒してみると、このような感じ。
このようにフロントシートと後部座席がぶつかってしまうので、
C-HR/CHRでは、”リラックスモード(ロングソファーモード)”を
するのは、難しいです。
この”リラックスモード(ロングソファーモード)”ができないC-HR/CHRの
シートアレンジも、車中泊ができない原因・要因の一つなのかなと思いました。
今回トヨタから新発売されたC-HR/CHRですが、このように車中泊をするのは、
ちょっと難しいようです。
実際に見てみると、車中泊をするには、ちょっと狭すぎると感じました。
もし車中泊をメインで考えるのなら、ハリアーやランクルプラドなど
一回り大きいSUVにするか、車中泊に特化したモデルのホンダから
発売されている”フリード+ (Freed Plus)”などの方が良いのかなと
個人的には思いました。