新型ヴォクシーの安全装備はイマイチ!?【特徴&注目機能を分りやすく紹介】

ミドルクラスのミニバンで特に人気が高いのが、ネッツトヨタから
発売されている新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)です。

2017年7月にビッグマイナーチェンジをして、さらにワイルドになった
新型モデルを、先日、見に行ってきました。

鋭さに磨きをかけた上下2段のヘッドライトなど、先代モデルよりも
さらに迫力を増した顔つきになった新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)ですが、
ちょっと残念だったのは、安全装備です。

元々このクルマでは、トヨタセーフティセンスCと言う安全装備が装着されて
いたのですが、今回のマイナーチェンジで安全装備面で変更は無し…。

2017年10月にマイナーチェンジをしたホンダのステップワゴンなど、
競合車・ライバル車と比較すると、安全装備面で若干の物足りなさを感じました。

そんな新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)では、どのような安全装備システムを
備えているのでしょうか?また、どのような特徴があるのでしょうか?

2017年7月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ヴォクシー/ボクシーの
安全装備について確認してきたので、紹介したいと思います。

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新型ヴォクシーの安全装備を徹底チェック

先ほども紹介した通り、2017年7月にビッグマイナーチェンジをしたトヨタの
新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)は、レーザーレーダーと単眼カメラで検知する
トヨタセーフティーセンスCを中心に、様々な安全装備システムが備わっていました。

■新型ヴォクシーの主な安全装備
・トヨタセーフティセンスC
(プリクラッシュセーフティシステム/自動ブレーキ)
(レーンディパーチャーアラート)
(オ ートマ チックハイビーム)
・先行車発進告知機能
・ドライブスタートコントロール
・車両接近通報装置

プリクラッシュセーフティシステム(自動ブレーキ)など、基本的な安全装備は
用意されている新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)ですが、
最新(2018年2月)の安全装備システムと比較すると比較すると、機能面・装備面で
かなり見劣るする感じが…。

そんな新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の安全装備の主な特徴を紹介したいと思います。

自動ブレーキは対車両のみ

2018年2月現在、トヨタの最新の安全装備システムは、2017年12月にビッグマイナー
チェンジをして新発売された新型ヴェルファイア/アルファードに装着されている
第2世代と呼ばれるトヨタセーフティセンスです。

この第2世代のトヨタセーフティセンスでは、対車両だけではなく、歩行者や
自転車も検知できるようになっているのですが、新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)に
装着されている自動ブレーキは、対車両のみです。

残念ながら、歩行者や自転車の飛び出しなどを検知して、警告を発したり、
自動ブレーキを作動する事はできません。

運転をしていて、一番怖いのが、歩行者や自転車の飛び出しと言う事を
考えると、ちょっとコレは残念ですよね。

また、新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)に装着されている
自動ブレーキが反応するのは、自車の時速が約10km/h~約80km/hとなっています。

時速約80km/hまで対応をしてくれるので、街乗りなどの普段使いでは、
しっかりと反応をしてくれると思います。

ただ、高速道路を運転している場合は、反応しない可能性も…。

最近の自動ブレーキの対応範囲が時速100km/hオーバーとなっている事を考えると、
この新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の自動ブレーキの対応範囲の狭さは、
少し気になってしまいました。

レーンディパーチャーアラートは警告音のみ

また、新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)では、道路上の白線を単眼カメラで
検知しており、車線からはみ出る可能性がある場合に注意を発してくれる
“レーンディパーチャーアラート(車線逸脱機能)”が装備されています。

ただ、このクルマに用意されているレーンディパーチャーアラート(車線逸脱機能)は、
車線を逸脱しそうになると、マルチインフォメーションディスプレイに警告画面を
表示し、警告音を発するのみ。

車線内に戻るようにステアリング・ハンドルの操作をサポートしてくれる機能は、
用意されていません。

ちなみに、競合車・ライバル車の一つでもあるホンダのステップワゴンでも
このレーンディパーチャーアラート(車線逸脱機能)は装備されているのですが、
コチラのクルマは、白線からはみ出そうになると、白線内に戻るようにハンドルの
操作を自動的に行ってくれます。

このレーンディパーチャーアラート(車線逸脱機能)の機能性も、競合車・
ライバル車に劣る部分の一つなのかなと思いました。

誤発進抑制機能の装備も無し

最近、スーパーやコンビニなどの駐車場なので、アクセルとブレーキを
踏み間違いをして、店舗にクルマが衝突するという事故をテレビのニュースで
良くみかけますよね。

このアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐのが、クルマの前方や後方に
設置されたレーダーで障害物を検知して、急発進・急加速をするのを抑制する
“誤発進抑制機能”です。

年配ドライバーにはとても助かる誤発進抑制機能ですが、今回新発売された
新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)では、装備されていません。

また、オプション設定になっていないので、このクルマに誤発進抑制機能を
装着する事はできません。

これもちょっと残念ですよね。

私個人としては、誤発進抑制機能のような大事故を防ぐ機能は、いち早く
装備して貰いたいと思っていたので、この点も個人的には、マイナスポイントでした。

2017年7月にマイナーチェンジをした新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)ですが、
安全装備は、このようになっていました。

この新型モデルの安全装備は、自動ブレーキなどは装備されていますが、
必要最低限のものが装備されていると言った感じ…。

アクセルとブレーキの踏み間違いを防いでくれる誤発進抑制機能や、高速道路での
車線変更時の後方確認をサポートしてくれるブラインドスポットモニター(BSM)は、
装備されていません。

このような事を考えると、新型ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の安全装備は、
競合車やライバル車よりも遅れを取っていると言わざるえないのかなと思いました。

個人的には、ビッグマイナーチェンジをして新発売された2017年7月の段階で
安全装備面もアップデートしてもらいたかったです。

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