【対応範囲は広い!?】新型キャラバンの自動ブレーキの精度を確認してみた

商用車としてだけでなく、プライベートユースとしても高い人気を誇る日産の
新型キャラバンNV350が、2017年7月にビッグマイナーチェンジを行いましたね。

今回のビッグマイナーチェンジでは日産らしい顔つきになっただけではなく、
エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)やアラウンドビューモニターなど安全装備が充実。

より安心して使えるクルマになりました。

>>> 新型キャラバンのアラウンドビューモニターの使い勝手レビューは、コチラから

そんな新型キャラバンNV350に搭載されている自動ブレーキですが、精度は
どうなっているのでしょうか?また、対応範囲はどのくらいなのでしょうか?

試乗をした時は自動ブレーキの性能までは確かめる事ができなかったのですが、
ディーラーさんに対応速度や精度、システム構造などを確認してきたので、
紹介したいと思います。

スポンサーリンク
336 x 280 レクタングル(大)

新型キャラバンの自動ブレーキの性能を徹底チェック

今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型キャラバンNV350の
注目の装備の一つのエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)ですが、
フロントグリルに搭載したミリ波レーダー方式を採用しています。

■新型キャラバンNV350に搭載されているミリ波レーダー

なので、単眼カメラを採用している新型エクストレイル(X-TRAIL)や
セレナ(SERENA)などよりは、性能・制度は若干劣ります。

また、このミリ波レーダーの対象物は、4輪車のみ。

急に横から飛び出してくる歩行者や自転車などの検知は難しいようなので、
この自動ブレーキを信頼しきって運転をするのは、少々危ないのかなと思いました。

実際に衝突の危険があると、どうなるの?

このようにミリ波レーダー方式の自動ブレーキを搭載している日産の商用バン
新型キャラバンNV350ですが、実際に衝突の危険がある時は、どうなるのでしょか?

このクルマの場合、衝突の危険度に応じて、次のように動作状況が変わってきます。

第1段階:
メーターでの警告と警報で注意を喚起

第2段階:
軽めの自動ブレーキで運転操作に介入

第3段階:
緊急ブレーキで運転操作に介入

ちなみに、ブザーによる警告も最初は、「ピッピッピッ」と軽い感じのようですが、
緊急ブレーキがかかる直前は、「ピーピーピー!」と、警告音も大きくなるようですよ。

新型キャラバンNV350の自動ブレーキを実際に体験をしたディーラーさんの話では、
最初の警告音(第1段階)で、前方の状況に気づき、回避行動がとれるようですよ。

新型キャラバンNV350の自動ブレーキの対応速度は?

このような仕組みになっている新型キャラバンNV350の自動ブレーキですが、
対応する範囲は、どのくらいなのでしょうか?

ディーラーさんに確認したところ、この新型モデルの自動ブレーキは、
時速約5km/h以上で作動を開始し、約80km/hまで対応しているそうです。

なので、高速道路を運転中でも作動する可能性は、高いようです。

これは、ちょっと心強いですよね。
(できたら時速100km/hくらいまで対応してくれると、もっと嬉しかったのですが…)

また、新型キャラバンNV350に搭載されている自動ブレーキは、こう配や天候など
路面状況などによって多少条件は変わるようですが、速度差が約30km/h以上あると、
前走車に衝突する前に停車する能力があるようですよ。

このクルマに搭載されている自動ブレーキ(エマージェンシーブレーキ)は、スバルの
アイサイト(Eye Sight)や日産のエクストレイルやセレナなどに搭載されているもの
よりは若干劣ります。

しかし、イザと言う時には十分に頼れる安心装備を備えているのかなと、思いました。

今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型キャラバンNV350の
自動ブレーキの性能や対応範囲は、このようになっていました。

このクルマに搭載されている自動ブレーキは、歩行者などを検知する事ができず、
最新の安全装備と比較すると、ワンランク下がります。

ただ、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのハイエースには搭載されていない
自動ブレーキが、このクルマに搭載されているのは、大きなメリット&魅力の一つ
なのかなと思いました。

また、4WDやMT(マニュアル車)も含めて全車に標準装備されているのも
新型キャラバンNV350の魅力の一つなのかなと、思いました。

スポンサーリンク
336 x 280 レクタングル(大)
336 x 280 レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする