歩行者は検知できる?新型カムリの自動ブレーキの性能を確認してみた

日本だけではなく、北米でも人気が高いトヨタの世界戦略車の新型カムリ(CAMRY)が、
2017年7月にフルモデルチェンジをして新発売されました。

しなやかになった乗り心地の良さなどが注目を集めているこの新型モデルですが、
安全装備も充実しています。

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型カムリ(CAMRY)では、
トヨタセーフティセンスPが全グレード標準装備されているのですが、
自動ブレーキの性能はどうなのでしょうか?

また、歩行者はしっかりと検知してくれるのでしょうか?

先日、この新型モデルを試乗した際に、このクルマの自動ブレーキの性能&
使い勝手についても確認してきたので、紹介したいと思います。

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新型カムリの自動ブレーキ性能インプレ

今回フルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型カムリ(CAMRY)は、
トヨタセーフティセンスPの機能の一つとして、自動ブレーキ(プリクラッシュ
ブレーキ)が標準装備されております。

そして、この新型モデルの自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティブレーキ)では、
歩行者も検知できる機能を備えているようです。

クルマを運転する時の安全面を考えると、これはかなり嬉しいですよね。

最近、自動ブレーキが装備されているクルマが増えてきましたが、
まだまだ歩行者を検知してくれないシステムも多々あるので…。

個人的には、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型カムリ(CAMRY)は、
高級セダン車に相応しい自動ブレーキシステムを装備しているように感じました。

ただ、歩行者は完全に検知できない

このように今回フルモデルチェンジをした新型カムリ(CAMRY)は、
歩行者もしっかりと検知をしてくれる自動ブレーキを備えていますが、
残念ながら完全に歩行者を検知できるわけでは、無いようです。

この新型モデルでは、フロントガラスの上部に装備されている単眼カメラで
前方の車両や歩行者を検知しているのですが、検知できるのは、身長約1m~
2mの直立した人間のみ検知できるようになっているようです。

■新型カムリの単眼カメラ

また、輪郭が不明瞭だったり、動きが早いケース、急な飛び出しなどでは、
識別精度が低下するので、歩行者を検知できない場合もあるそうです。

歩行者と自動車で、作動条件にも違いが…

また、新型カムリ(CAMRY)に装備されている自動ブレーキ
(プリクラッシュブレーキ)は、対乗用車と対歩行者で作動条件が異なります。

対乗用車の場合は、自車の自速が約10km/h~で作動するのですが、
歩行者の場合、自車のスピードが約10~80km/hの速度域で作動をします。

つまり、新型カムリ(CAMRY)に標準装備されている自動ブレーキ
(プリクラッシュブレーキ)は歩行者が検知できるからと言って、完璧に
衝突事故を防いでくれるわけでは、ありません。

このクルマの見積もりを貰った時にディーラーさんに教えて貰ったのですが、
自動ブレーキが搭載されたおかげで、前方不注意で前のクルマに突っ込むような
事故の件数はかなり減ったようです。

ただ、相変わらず交差点での出会いがしらの衝突事故や、横から飛び出してくる
歩行者や自転車を避けれずに衝突する事故は、相変わらず多いようで。

今回フルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型カムリ(CAMRY)は、
歩行者も検知をする高性能の自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)を搭載しています。
ただ、この自動ブレーキに依存しすぎないで、常にドライバーが最新の注意を
持って運転をするのが、一番大事なのかもしれませんね。

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型カムリ(CAMRY)の
自動ブレーキは、このように歩行者もきちんと検知をしてくれる機能を
搭載していました。

ただ、ディーラーさんの話をジックリと聞いて見ると、歩行者を検知するにしても
かなり条件は厳しいのかなと、思いました。

このように新型カムリ(CAMRY)に限らず、どのメーカの自動ブレーキも性能は
完ぺきではないので、自動ブレーキに頼り過ぎないで、運転をする際は、
自分の目でしっかりと安全確認をする必要があるのかなと、思いました。

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